iLok 2nd Gen. の RMA 手順


先月、Pro Tools が急に起動しなくなり、iLok 挿せや、ゴルァ とかメッセージが出たので、調べてみると、iLok 2nd Generation 、いわゆる iLok2 が認識しなくなっていた。
青ざめる、けど、今、急ぎの用で使うものではないことを思い出し、さて、どうしたものかネット検索。
どうやら、ilok.com に RMA の窓口があるもよう。
今年、3月に購入したものだし、きっと、保証期間内よね、申請してみようっと。
と、気軽に思ったんですが、これが思ったより苦労したのでまとめ。

上記の「ネット検索」で拝見したサイトの情報がちょっと古いみたいで、たぶん英語が分かる人だと、その情報を元にして、ちょいちょいと申請できるのだと思いますが、ワタシには皆目見当も付かない・・・、だったので、2016年12月現在の足跡的な感じの備忘録として。

まず、iLok2 の確認。
USBポートに挿すと、ライトが数回点滅して、消えてしまいます。
これは、故障している可能性が高いみたいです。正常な状態だと、挿してすぐにライトが点灯します。
ilok.com の RMA の申請を進めていくと、以下を試せと書いてあるようです。

・今、挿している USB ポート 以外のポートで試してください。 USB ハブじゃなくて、PC のポートに直挿ししてみて。
・電源つきの USB ハブを使用して、電源が正しく供給されていることを確認してください。
・キーボードや、モニターについている USB ポートは使わないでください。


上記3点確認の上、わずかな期待をこめて、別のPCでも確認してみたけど、症状が変わらなかったので、RMA の申請の手続きへ。

一応、Avid 側のサポートの Knowledge Base 、「iLokに関するよくある質問」の URL 。
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/faq/ja396331

ここの「iLokが認識しなくなりました。故障でしょうか?」の情報が古いみたいで悩む。

Avid_iLok.gif

と、ここでは、往復送料はコチラ持ちとなっているが、実際に、ilok.com で RMA を申請してみると、途中で以下の確認事項が出てくる。

Please send me a free replacement iLok. If my broken iLok is not received for processing within 14 days, a fee may apply for this iLok. I understand shipping fees will apply if my iLok is not under warranty.


これを Google 翻訳すると、

私に無料交換iLokを送ってください。 私の壊れたiLokが14日以内に処理されなかった場合、このiLokには手数料がかかることがあります。 私のiLokが保証対象外の場合、送料が適用されることを理解しています。


RMA 申請手続きを終えて、14日以内に壊れた iLok を発送して、保証期間内であれば、発送する費用だけで済むようにも取れる。
しかし、保証期間内かどうかは、壊れた iLok を受け取った PACE 社が判断するらしい。
領収書とか添付してもダメみたい。なんかお手盛りで好きにされそう・・・。
結局、米国からの送料より安いので、新規に iLok2 を購入することにしました。


実際の RMA 手続きの仕方

まず、ilok.com で、サインインします。

iLokCom.jpg


その後、メニューの「Support」でサポート・ページへ。

iLokComSuppot.jpg


6個並んだタイル状のメニューから、右下のトンカチとスパナのマークのついた「Broken, Lost or Stolen iLoks」を選びます。
ちなみに、右側の(この画像では)オレンジのタイルの下に、FAQ があるので、注意事項を読みたい方はこちらで。

で、6個のタイル状のメニューの上にさらっとイヤなことが書いてある。

Choose the tile most closely resembling your issue to get started. You will be alble to submit a support ticket if you don't find an answer to your question.


Google 翻訳

開始するには、問題に最もよく似たタイルを選択してください。 質問に対する回答が見つからない場合は、サポートチケットを提出することができます。


要は、なにかトラブルを抱えているときには、下のメニューを全部確認してからでないと、直接の問い合わせは受け付けないよ、ということらしい。
後に問い合わせもすることになったのですが、そのくだりは後述。

RMA_iLokCom_Support2.jpg

迷わず、「Broken or non-functional iLoks」を選択。
で、お次はコチラ。
RMA_iLokCom_Support3.jpg

新しい iLok を購入済みだったので、「Moving licenses off of a broken iLok」と迷ったのですが、「iLok does not light up or flash when plugged in」を選択。


RMA_iLokCom_Support4-1.jpg


右上の iLok アイコンの横にシリアル・ナンバーが表示されているので、壊れた iLok を選択します。
注意事項にあるように、一度 RMA を申請すると、その iLok は2度と使えなくなってしまうので、複数の iLok を使っている人は、iLok License Manager を同時に起動して、シリアル・ナンバーを確認しながら、選択すると良いかと。

RMA_iLokCom_Support5.jpg

選択した iLok でホントにいいかどうか確認されるので、良ければ「Continue」で次へ。

すると、どういう状況なのか確認されます。

RMA_iLokCom_Support7.jpg


上から、
・物理的にぶっ壊れた
・USBポートに挿しても光らないか、点滅してる
・ライトは点くけど、コンピューターが認識しない
・ライトは点くけど、ソフトが動かない

ということみたいなので、2番目の「The iLok does not light up or remain lit when plugged in」を選択。

冒頭で紹介した、故障したかどうかの確認事項が出てくるので、確認したものにチェックを入れて、「Continue」

RMA_iLokCom_Support8.jpg



どんな症状なのか詳細を書け、とか言ってるみたいですが、そんな英語が堪能なら苦労してないって、で、「ワタシの iLok2 はポートに挿しても点灯しない。PC も認識しない。ソフトが起動しない。よろしく。」くらいの、これまで散々選択肢に出てきた言葉を書いて「Continue」。
RMA_iLokCom_Support9.jpg


最後に下のような画面が出て、どのような対応を希望するかを選択します。
上半分については、ライセンスをどうするか、下半分については iLok 本体をどうするか選択できます。
ワタシの場合は、ZDT にも、TLC にも加入していない iLok を買っただけの状態なので、こんな感じのメニューになっているかと。

RMA_iLokCom_Support10.jpg

ライセンス
・$130 を支払って、ZDT に加入して、期間限定の緊急ライセンスを発行して、すぐにソフトを起動できるようにする。
・壊れた iLok を PACE 社が受け取って、ライセンスがリカバリーされるのを待つ。

iLok 本体
・壊れた iLok と引き換えの、無料の交換品を受け取らない。
・RMA を申請して14日以内に壊れた iLok の発送手続きをとり、無料の交換品を受け取る。保証期間外だったら、PACE社からの送料を負担する。

という選択のようです。
ライセンスのリカバリーを待つ時間もあったし、新品も購入してしまっていたので、両方とも「No Thank you」にしました。

ちなみに、保証期間外だった場合は、ライセンスのリカバリー費用も掛かります
料金はこんな感じ。

交換品を「No Thak you」したとき

RMA_iLokCom_Support10-1.jpg



交換品を「Please send me」したとき

RMA_iLokCom_Support10-2.jpg


これで、RMA の申請は完了です。
申請が完了すると画面が遷移して、「Invoice」が表示されます。

iLok_Recovery_Invoice.jpg



やっと終った、めでたし、めでたし、と、思ったのですが、いつものごとく、壮大な勘違いをしていたわけです。

まず、最初のつまづきは、PACE 社から、RMA 申請を受け付けたというメールが来なかったこと。
Invoice の Transaction Total に、リカバリー費用が記載されているので、壊れた iLok を返送しなければ、この費用を払うことで、リカバリーされるのかと思ってたわけです。
まぁ、14日以内に返送手続きを取らなきゃ、そのうち新しい iLok でアクティベーションできるようになるのかなぁ? とか。

しかし、待てど暮らせど、一向にアクティベーションできる気配がない。
どころか、PACE 社から、何の連絡もない。
さすがに、英語が全然分からないワタクシ、何か読み落としや解釈が間違っているのではないかと色々調べてみる。

ilok.com の 「My Account」の、「Order History」の「RMA Tracking」という、RMA の状況が書いてあるメニューがあったので、
「STATUS」を確認すると、「Expecting iLok」、iLok 待ちとか書いてある。
ここで初めて、RMA を申請したら、必ず壊れた iLok を送らなくてはいけない ことに気づいたわけです。

まじか、国際便なんて送ったことないぞ。
で、ネット検索したら、国際eパケット・ライト というヤツがお安いみたいなので、利用することにする。

ユーザー登録すると送り状をプリント・アウトできるので、粗忽者のワタクシ、窓口で手書きしたらミスすることは必定、まさにワタシの為にあるような国際便。

国際便を送ってみる

まず、こちらのページ でユーザー登録をします。
手続きとしては、よくあるタイプのものなので、難しいことはないと思います。なにしろ、日本語だし。

さて、ユーザー登録を済ませて、送り先を入力しようとしたものの、ハテ? 送り先住所は、Invoice の住所でいいのかな?
あと、プリント・アウトした送り状は封入する指定のパウチは、取り寄せに時間が掛かるらしいので、さきにネットで送ってもらうように手配して、iLok の送り先住所を探すことに。
調べてみたところ、どうやら RMA 申請すると、PACE 社から送り先住所や注意事項が書かれたメールが来るらしい。
いや、これが来てないわけで。

で、前述の、

Choose the tile most closely resembling your issue to get started. You will be alble to submit a support ticket if you don't find an answer to your question.


ですよ。

サポートに書いてあること全部読んだら、問い合わせてもいいよシステム。バカ言うな。
で、ネット検索したところ、問い合わせフォームは下の URL とのこと。

https://www.ilok.com/#!support-ticket/gn

隠している意味が分からない。
とにかく、「メールが来ないから、送り先住所が分からないよ!」と金曜日に送ったら、土日をはさんで、火曜日に返事。

Hello,

I have copied the RMA instructions below for you.

Best Regards,



RMA の手順を下にコピーしたよ、よろしく。これだけ。マジか。
カチンと来たので、送り先住所を晒す。

PACE Anti-Piracy, Inc.
ATTN:
1860 South Bascom Avenue
Campbell, CA 95008
USA

まぁ、メールが来ないなんてトラブルが無ければ、メールに書いてあることだし、晒したところでどうなるもんでもないけど。

ATTN: の行には、RMA 申請したときに、問題なくメールが来ているなら、RMA ナンバーが記載されているので、それを移記すれば良いらしい。ワタシの場合は、問い合わせしたときの SI ナンバーというものを記載するよう書かれていました。
記入するような備考欄らしきものがなかったので、本来は住所を記載する箇所(ビルの名前や部屋番号用かな?)が空いていたので、そこに ATTN: ~ とぶち込んでみました。
eパケット・ライトでは 6,000円までの保証があります。メールでは、ドル建てで記入せよと金額まで指定されていたけど、入力が円しかダメだったので、以前購入した納品書(というか、Amazon の購入履歴)を確認して、その時の代金を記入しました。

にしても、メールの未着は、ユーザー登録のメールアドレス記載ミスだったりしたら、このメールも届かなかったはずで、そうすると、以降、音沙汰なしで終~了~しちゃいそうなんだけど、大丈夫なのか。
せめて、ライセンス・マネージャーか、My Account のほうで、なんらかのお知らせを受け取れるような形になってると良いと思うんだけど。

そうこうしている間に、送り状を封入するパウチが届いたので、プリント・アウトして、iLok の梱包開始。
メールに「頑丈に梱包しろ、輸送中の破損には責任取らん」と書いてあったので、ダンボール箱を改造して、プチプチでグルグル巻きにしたものを詰め込む。で、プチプチつき封筒に入れて取り扱い郵便局へ。

郵便局では、電池が入ってないかどうか確認されましたが、「たぶん・・・」とか答えて、発送。
重量ギリギリで、550円でした。

神奈川からの発送後の経過はこちら。わりと早く到着するのね。

iLok_epacket_lite.jpg


で、どうなったかというと、12月8日に確認したら、ライセンスのリカバリーが完了していて、新しい iLok にアクティベーションできたのでした。
しかし、リカバリー完了のお知らせメールもないっつーね・・・。

ちなみに 「My Account」 の 「Order History」 の「iLok.com orders」で、今回の License Recovery の Invoice を確認すると、

iLok_invoice_last.jpg


保証期間内だったらしく、リカバリー費用はタダだったのでした。
費用としては、新規購入の iLok2 の代金と、壊れた iLok2 の発送費用550円で済みました。

これ、前述の Avid の情報が古くて、ワタシの英語の翻訳と解釈が間違ってなかったら、保証期間内だったら、こちらからの発送費用だけで、(時間はかかるけど) 新しい iLok も入手できたんだろうか。教えて、偉い人。

Western Digital の HDD の RMA みたいに、シリアル・ナンバーを入力すれば、保証期間内か否かが分かれば、ギャンブルみたいなことしなくて済むのになぁ。

それにつけても、高価なソフトのライセンスを預かっている割には、どうにも不便なユーザー・サポートで、困ったものなのです。
まぁ、「Support」ページには、鼻高々に「週7日24時間サポートしてるぜ」とか書いてあるけどね。

あと、ついでに調べてみたけど、紛失したり、盗難にあった場合は、TLC に加入してないと何もしてくれないそうです。
新規に iLok を購入して、各ソフトメーカーにライセンスを再発行してもらえとか。
まぁ、iLok を外に持ち出すことはないので、個人的には無縁かなと思いますが、スタジオなどで作業されるかたは、念のために加入していたほうが良いかもしれません。




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